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オビツボディーへのボークスヘッドの取り付け

 オビツボディーは上半身と下半身とを分離できる点などボークスの素体とはまた異なった魅力があります。
 このボディーにボークスのヘッドを装着したいと思ってる方も少なくないのではないでしょうか。ところが、オビツボディーに付属の首ジョイントパーツはボディーに装着済みの最も細いものでも太さが6ミリあります。ボークスのヘッドを装着するには少し太いんです(両社が喧嘩してるからじゃないかという下世話な勘ぐりは止めましょう(笑))。
 ここではオビツボディーの首ジョイントを改造してボークスのヘッドを取り付けられるようにしてみます。

1.首ジョイントの分解

 今回はSBタイプのボディーを使用します。買ってきたままの状態が写真1です。これをパッケージ裏面の説明どおりに首ジョイント部分を分解します(写真2)。

(写真1) (写真2)


2.首ジョイントパーツの製作

 ここからは例によって私がよく使う方法です。まず、田宮模型の5ミリプラ棒を適当な長さに切って(写真3)、それをロウソクであぶります(写真4)。火気を使用するのでくれぐれも注意してくださいね。特に、周囲に接着剤やシンナーなどがおいてある場合は必ず片付けて行ってください。引火の危険性があります

(写真3) (写真4)


 プラ棒が溶けて軟らかくなってきたら、左右からゆっくり引き延ばすと、写真5のようになります(ちょっと焦げてしまいましたが(^^!)。
 これを適当な長さに切断したものが写真6です。切断はカッター鋸などを用いて行ってください。切断面はヤスリやサンドペーパーでならしておいた方があとの作業がやりやすいです。今回は約15ミリの長さに切断しました。

(写真5) (写真6)


 こうして切断したプラ棒の太い方の断面の中心にピンバイスを使って直径1.2ミリの穴を開けます。(2006年1月記述を改訂)
 写真7がそうですが、ちょっと分かりづらい写真ですので、クリックしていただくと拡大写真が別窓で表示されるようにしてあります。
 そして、開けた穴にボディーに予備で入っていた首ジョイントの金具をねじ込みます。金具の方をペンチ等で押さえて、プラ棒の方をねじ込んでいくと上手くいきます。女性の方がする場合は心配ないでしょうが、あまり力を入れてねじ込むと金属部品の方が折れてしまうことがありますのでご注意ください。もともと付属していたジョイントと比較するとこのような感じになります。(写真6)。

(写真5) (写真6)


3.取り付け

 このようにして出来上がった首ジョイントパーツを、分解したときとは逆の手順で取り付けると写真7のようになります。これで首ジョイントの改造は終了です。

(写真7)


 試しにボークスのAヘッドを取り付けてみました(写真8)。結構いい感じです^_^
(ちなみに、取り付けてあるのは真維のプロトタイプのスキンヘッドです)

(写真8)

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